人との心の距離とは何でしょう?
よくあるのが「相手とコミュニケーションが出来ない」があると思います。これは、会話が上手くできない以前に心の距離を見間違っていることにあると思われます。どんなに話上手でも、相手を自分の便利な距離に引き込むだけで、相手が「ふっ!と」我に気がつくと自身の心の距離と違うことに不快感を覚えます。
平等にするために「足して2で割る」なんてことをしたことがありませんか。心の距離も相手の心と自身の心を足して2で割った距離が丁度良くなるものです。
ただ、人の心はいろんな出来事により揺れ動くものでもあります。そんな心との距離を保つには、自身の心も固定していては保てなくなります。だから、相手の心と自身の心を感じ、いつも互いの心の距離を合わせることが大切となるのです。
ただ、気をつけなくてはイケないことがあります。それは、相手の心に近づき過ぎないことです。一旦、相手の心に近づき過ぎれば不快感を与えることとなり、場合によっては取り返すことができなくなります。
ならばどうすれば良いか。相手との心の距離が感じれないときは、距離あるところから相手の心に接すれば良いのです。少しずつ近づき相手に不快感を与えたと思えば一歩さがるだけです。
それは、自身の心の距離とも云え丁度良くコミュニケーションができる距離となります。
本来、心の距離は心を知る者どおしが互いにベストな状態を創るのが良いのですが、心のあるところを知らなければ距離を知る術がなくなります。心をものとして知ることで、手の届く物と同じく心の距離も判るんじゃないでしょうか。
心は必ず自身のどこかにあります。それは誰もが知っている事実である限り心の距離も存在しております。