以前。まぁ。以前といっても20年ほど前の話ですが、インターネットが普及している時にBBSなるものがあった。今でいうblogが近いかも知れない。BBSは掲示板といい、誰かの書き込みにコメントで会話するツールとしてあった。
その当時、インターネットの主流でもあった掲示板を使うことで様々な交流が行われていた。
当時、ぽち☆も掲示板にはまり、とあるサークルを運営していた。掲示板には、誰でも見られるものとサークルなる許可制で参加できるものがあり、ぽち☆はその後者の運営をしていた。
実は、心のカタチの前進はその掲示板のサークルとなる。掲示板はHN(ハンドル・ネーム)での参加となり、名前も分からなければ、どこに住んでいるかも知らない、もちろん、会ったことがない方と自由な話ができた。
ぽち☆のサークルは、心の話を中心に開設したため「心」という同じ価値感を持った方々が集まった。それは、人間が唯一”同じ価値”として持ち合わせるものであり、絆を築く必ず必要なものだったことにある。そのため、誰もが心の中に止めていることを云い合える場に育っていった。
それには、心の価値感を築くために一年ほど心の話をし続け、心のカタチとあるところを知ってもらった。ここで出会った人もそうであるが、もともと、赤の他人である者どおしが集まるサークル。何かトラブルあれば容易にサークルを脱退できてしまう。だから、喧嘩や言い合いがあっても仲直りできるものでなければならなかった。
そんなかいあって、限定20名としていた立ち上げたサークルは人の出入りも安定し、掲示板では悩みや身内だからこそ言えないことなどを話す人も現れだした。そこには、鬱、DVやパニックといった話題もされていた。
掲示板は文字として時系列に記録されるツールであるがため、その人の書き込みにある文字で認識するものと心で感じ読むものが読み返すことで見えてきた。そこには「幸せになりたい」からそう書き込んだ理由があり、それに気づくことでその人の心の支えとなったことは云うまでもない。