心とは自身のためにあるもの
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はじめの一歩 チカラ

皆様は誰から産まれましたか?

 なんて野暮な質問をして「お父さん」と答える人はおりませんね。もちろん、お母さんから産まれたと言われるはずです。

 この世に産まれた時、赤ちゃんは”おぎゃぁ!”と産声をあげます。その理由は、お母さんのお腹の中で十月十日を護られ育ってきたことにあります。

 それは、お母さんのお腹の中で大切なものを1つ持たされたことに原因があります。その原因とは「幸せを感じるチカラ」のことです。

 このチカラはお母さんのお腹の中で大切に護られ、その心地良さを”幸せ”と学び、その幸せという温(ぬく)もりを求め一生を活きるチカラにしているからです。

 ただし。この幸せだけではそのチカラは弱く価値としてわかりかねません。自分たちはそのチカラを強くするために、産まれた直後に試練を受けます。それが幸せに相反する「不幸」を学ぶのです。

 その大切な役目には、やはりお父さんかと考えます。出産の際、多くの方がお父さんが傍にいると思われます。そして、その産まれたばかりの赤ちゃんをお父さんは嬉しさに抱いてしまうことでしょう。そのとき赤ちゃんは”おぎゃぁ!”と激しく抵抗しておりませんか!おぎゃーと。

 それまでお母さんのお腹の中で幸せを感じていたのに、突然、お父さんに抱かれ違和感という不幸を知らされたのです。

と云う話の半分は嘘で。実はお腹の中から産まれたことに不快感があり”おぎゃぁ!”と泣いているのです。人は大切なことを記憶するときは、それに相反することを一緒に学ぶことにより強く覚えます。

このように人は産まれたときに持たされた幸せを心の中心に位置づけ「幸せになりたい」と心が育ちはじめます。
 
 その育ちと伴に幸せを求めるチカラも強くなり、人生を歩み活きることになります。